織田 信長

私はその人の人生を『炎』と思う。
烈火のごとく世を駆け抜けた人なのではないかと想像する。
彼に限らず、戦国の漢の香りは私を虜にしてやまない。

気性の激しい漢。
自信に満ちあふれている漢。
力のある漢。
策略をもつ漢。

戦国時代は、戦が仕事として区分されていた。
殺しは、生きるためだった。
なんと修羅が多かったことか。

しかし生きることの意味は、今よりもより分かりやすく身近なものだったのではないか。
そして、死の意味も。
自害さえ、大きな意味・意義を持ち。
なんと大義名分の通る時代だったことか。

生き抜いていくためには、すべてを燃焼させる必要があった時代。
どんな立場でも、生を追いかける人生。
今評せば、生きいそぐ時代か。
しかし一瞬一瞬はキラキラ輝いていて。

大いなる憧れ。
完全燃焼の、その先を見た漢たち。人々。


「滅さんものの、世にあるか」

それが早かれ遅かれ。
必ず人は、死んでゆくものだから。

それを心が、体が知っていれば。
『一瞬』の大事さの、有り難さの、わからないことがあるか。


ああ、慌てることなかれ。
限りある生。
踏みしめて、抱きしめて。

私は生きる。
完全燃焼の、その先を見るまで。


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