信長が、死んだ・・・
2002年7月7日織田 信長
私はその人の人生を『炎』と思う。
烈火のごとく世を駆け抜けた人なのではないかと想像する。
彼に限らず、戦国の漢の香りは私を虜にしてやまない。
気性の激しい漢。
自信に満ちあふれている漢。
力のある漢。
策略をもつ漢。
戦国時代は、戦が仕事として区分されていた。
殺しは、生きるためだった。
なんと修羅が多かったことか。
しかし生きることの意味は、今よりもより分かりやすく身近なものだったのではないか。
そして、死の意味も。
自害さえ、大きな意味・意義を持ち。
なんと大義名分の通る時代だったことか。
生き抜いていくためには、すべてを燃焼させる必要があった時代。
どんな立場でも、生を追いかける人生。
今評せば、生きいそぐ時代か。
しかし一瞬一瞬はキラキラ輝いていて。
大いなる憧れ。
完全燃焼の、その先を見た漢たち。人々。
「滅さんものの、世にあるか」
それが早かれ遅かれ。
必ず人は、死んでゆくものだから。
それを心が、体が知っていれば。
『一瞬』の大事さの、有り難さの、わからないことがあるか。
ああ、慌てることなかれ。
限りある生。
踏みしめて、抱きしめて。
私は生きる。
完全燃焼の、その先を見るまで。
コメント