少し歩みをゆっくりにしてみる。

それでもダメなら・・・

いっそ、歩みを止めてしまったらいい。

そして、周りの風景を感じるのだ。
そうすれば、歩んでいるものや止まっているものがあることに気付くだろう。
そのリズムは、どれ一つ同じものはなく、すべて個性に満ちている。

一年前の夏。

がむしゃらに走って、周りが全然見えなくて。
―そう、見えなくてもいいと思っていた。
そうやって体を酷使して、精神を摩滅させて。
―そう、平気で続けられると思っていた。

ただ、生きているという実感が欲しかった。
ただ、必要とされる存在になりたかった。

人間とは出来すぎくらい、出来すぎていて、足りないものは何らかの形で補われるように仕組まれている。

けれど。
体は、こころは、とても正直で。
それぞれを補えたとて、それは一度のこと。

精神力>体力、だった私の精神力が体力を補っていたけれど。
ある日パタッと、起き上がれなくなった。

「どうしたのだろう?」というのと、
「当たり前だ」という思い。

私の起き上がれない生活は一ヶ月にもおよんだ。
復帰どころではなかった。

気が付くと、こころが病んでいた。
体はとっくに倒れていたのだ。


立ち止まることを余儀なくされた屈辱で、私の心は立ち直ることができないと思われるくらい荒んでいた。

そんな状態で。すべてを手放さなくてはいけなくなった私に。
直接的に間接的に、力をくれた人たちがいた。

私の芯に眠っていた、小さな小さな芽を見つけてくれた人。
水をやってくれた人。
太陽を感じさせてくれた人。
伸びてもいいと許してくれた人。
成長を応援してくれた人。

今の私がいるのは、そんな人たちの「栄養」のおかげである。


疲れを感じたときは、休むということを教えられているとき。
だから、立ち止まってもいいんだ。
それは決して『遅れ』ではない。
人生に必要な休暇。

少し、歩みをゆっくりに。
たまに立ち止まって。

あなたの頑張りを見てくれている人が必ずいるんです。

大丈夫、大丈夫。

>ゆかりサマ
お気に入りに登録させていただきました。
ことばには、魔法の力があると思っています☆
日記、楽しみにしています!
>たろちゃサマ
お気に入りに登録させていただきました。
初の男性です(笑)。つぶやき、楽しみにしています。
どうぞ宜しくです☆

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